(他人の打つ碁を傍らから見ていると、八目も先のことまで見通せることから)利害関係のない傍観者の立場に立つと、客観的に冷静に物事を判断できることにたとえる。
〔類〕他人の正目
〔対〕鹿を逐う者は山を見ず/近くて見えぬ睫(まつげ)/味方見苦し
〔出〕人情本(にんじょうぼん)・恋の若竹(こいのわかたけ)
〔会〕「あなた、彼と付き合うのよしたほうがいいわよ。絶対本気じゃないって」「そんなことないわ。結婚しようって言ってくれたもの」「うそよ。傍目八目(おかめはちもく)っていって、私の見る目のほうが絶対確かだから」