待ちかねていた場合や、もう少し早ければ間に合ったときなどに使われる。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」では、塩谷判官(浅野長矩(ながのり))が腹に短刀を突き立てた直後に大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)(大石内蔵助(くらのすけ))が赤穂から到着するが、このときの台詞(せりふ)から出た言葉。
〔類〕後の祭り
〔会〕「お母さん、さっきお客さんが持ってきたケーキは」「あら、遅かりし由良之助(ゆらのすけ)。いま、みんなで食べたところなの」