どんなに働いても貧乏との縁が切れないことをいう。
〔対〕稼ぐに追い付く貧乏なし/精出せば凍る間もなし水車
〔出〕浮世草子(うきよぞうし)・日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)
〔会〕「父ちゃん、うちはみんなで働いてるのに、なんでお金がないの」「うるさい。一生懸命やってんだ。稼ぐに追い抜く貧乏神ってね。すべて貧乏神、あいつのせいなんだ」「父ちゃん、ぼくが貧乏神を退治してくる」「せがれ……」