自分が悪臭を発している者は、その臭(にお)いを意識しないように、自分の短所や欠点にはなかなか気づかないことをいう。
〔類〕息の臭きは主知らず/我が糞は臭くなし
〔出〕歌舞伎(かぶき)・夢物語盧生容画(ゆめものがたりろせいのすがたえ)
〔会〕「うちの部長さ、おれたちには清潔感が第一だとかなんとか言うくせに、なんだよあのシャツの汚れ」「ほんとう、臭い物身知らずさ。靴もすごいよ。買ってから一度も磨いてないんじゃないの」