(一芸に秀でた人は、その芸については他の人にぬきんでているから) 専門の知識や事柄が、その道その道によって異なっていることをいう。
〔類〕海の事は舟人に問え/芸は道によって精(くわ)し/蛇の道は蛇/商売は道によって賢し/田作る道は農に問え/餅(もち)は餅屋 酒は酒屋
〔出〕雑俳(ざっぱい)・露丸評万句合(ろがんひょうまんくあわせ)
〔会〕「わが社のトップセールスマンの和田さんと、研究開発室の田中さん、どっちが実力あるかな」「そんなの比べられないよ。芸は道によって賢しさ」「同じ総務のおれとおまえでは」「……」