年月は人の都合など考えずに、どんどん過ぎ去ってゆくことをいう。もともとの意味は、遊んでいられるうちに遊んでおけという意味であったが、一般に若いあいだに勉学に励めという意に用いられる。
〔類〕今日の後に今日なし/光陰人を待たず/盛年重ねて来らず/時人を待たず
〔出〕陶淵明(とうえんめい)・雑詩(ざっし)
〔会〕「勉強するなら若いうちだって、おじいちゃんに言われた」「へえ、ぼくんちは反対だ。若いうちに遊べってさ」「ふうん。歳月人を待たずだから、人間は若いうちに頑張らなくっちゃいけないんだってさ」