大きな疑問を抱くことによって、人は明瞭(めいりょう)に理解したいと思うのであって、それが悟りへの第一歩となるのである。疑問こそ進歩への基礎となることをいう。
〔類〕疑わぬ者に悟りなし/迷わぬ者に悟りなし
〔会〕「パパ、どうしてお空は青いの。どうしてトマトは赤いの。どうして人間にはシッポがないの」「もう、この子は、どうして、どうして、ばっかりだ」「あら、大疑は大悟の基よ、ちゃんと答えてあげなさい」