歓楽も極限に達すると、かえって悲しみの情が襲ってくることをいう。楽しみは長く続くものではないことにたとえる。
〔類〕歓楽極まりて哀情多し/楽しいは悲しいの基/楽しみ尽きて悲しみ来る
〔出〕長恨歌伝(ちょうごんかでん)
〔会〕「やけに元気がないね」「ああ。ひいきのチームが5連勝したかと思えば、こんどは5連敗さ」「楽しみ極まれば必ず哀(かな)しみ生ず。よくあることだよ」