主人の命令で使いに出たのをいいことに、つり銭などをごまかして着服することをいい、主人の仕事ついでに、自分のもうけ仕事をすることにたとえる。
〔類〕足駄を履く/使い先で足駄を履く
〔会〕「あいつにこの仕事を任せてから、売り上げが伸びないと思ってたら、ちゃっかり着服してやがった」「ははは、使い先で下駄(げた)を履くですか。営業に慣れたら、ついつい考える悪知恵なんですよね」「そんな生易しいもんじゃない。横領だよ、これは……」