杭を並べて打つとき、出過ぎた杭が打たれるのは当然のことである。出過ぎた振る舞いをする者や、頭角を現す者は、人の憎しみを買って、往々にして制裁を受けることをいう。
〔類〕喬木は風に折らる/高木に風強し/出る釘(くぎ)は打たれる
〔出〕滑稽本(こっけいぼん)・風来六部集(ふうらいろくぶしゅう)
〔会〕「ちくしょう、いいアイデアだと思うんだけどなあ」「仕方ないよ。出る杭(くい)は打たれる運命さ」「あの連中、おれたちの才能がねたましいんだぜ。こんなことだから、うちの会社は伸びないんだよ」