毒を食って死ぬのなら、いっそ皿までなめてやれということで、いったん悪事に手を出したからには、どっぷり悪の世界に漬かってやろうとすることをいう。
〔類〕尾を踏まば頭まで/かかった罠(わな)/濡れぬ先こそ露をも厭え
〔出〕歌舞伎(かぶき)・韓人漢文手管始(かんじんかんもんてくだのはじまり)
〔会〕「おいおい、勝ち逃げはないぜ」「このあとに英語の授業があるんだ」「だめっ、麻雀(マージャン)は4人でするもの。おまえが抜けたら、どうにもならない」「分かったよ。こうなったら、毒を食わば皿(さら)までだ。とことん付き合おう」