いいかげんな知識や心得を頼りにして、事を起こそうと思うと、とんでもない災難に見舞われることがあるというたとえ。浅はかな知恵や、うろ覚えの技術をもとにして、物事を処理しようとすると失敗することをいう。
〔類〕生悟り堀に落ちる/生兵法は知らぬに劣る/生物知り川へはまる
〔出〕五輪書(ごりんのしょ)
〔会〕「あいつ、株で大失敗したらしいぜ」「生兵法(なまびょうほう)は大怪我(おおけが)の元っていうからな。財テクブームに乗せられて、ほとんど素人知識で始めたからな。やっぱり、もうけるためには勉強しないと……。おれの競馬みたいにさ」