もはやすべての方策も尽きて、どのような打つべき手もないことをいう。中国の宋(そう)の時代の人・高従誨(こうじゅうかい)は、第十子の保きょく(ほきょく)を、目の中に入れても痛くないほどにかわいがっており、どんなに機嫌の悪いときでも、その息子の顔を見ると気持ちがおさまったという。人々はこれを見て、「万事休す」と言ったという故事による。
〔類〕進退これ谷まる
〔出〕宋史(そうし)
〔会〕「うわあー、またシュート入れられちゃったよ」「残り5分で3点返すのはちょっとむりだな。日本代表、万事休すか」