一面に生い茂った草木の緑のなかに、ただ一点の紅の花があることで、目立って美しいことをいう。また、大ぜいの男性のなかに、ただ一人の女性がいることにたとえる。
〔類〕一点紅/鶏群の一鶴/紅一点
〔出〕王安石(おうあんせき)・詠柘榴(えいせきりゅう)
〔会〕「こんど赴任する学校、男子高なの。しかも、他の先生方も男ばっかりらしいわ」「うわあ、万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)ってやつね。もてるわよお」