他人の物を利用して自分の義務を果たすこと、また、他人に便乗して、自分のするべきことをやるたとえ。
〔類〕舅(しゅうと)の物で相婿(あいむこ)もてなす/他人の念仏で極楽詣(まい)り/人の褌で相撲を取る
〔会〕「島田君から年賀状来たかな」「来たわ。彼もちゃっかりしてるわね、父親の年賀状に自分の名前を書き加えただけじゃない」「人の牛蒡(ごほう)で法事するってやつよね」