他人を使うということは、楽なように見えて、まるで苦労するために使っているようなものだ、というたとえ。他人は所詮(しょせん)、気苦労の多いものであることをいう。
〔類〕使う者は使われる/人を使うは使わるる/奉公人に使われる
〔出〕咄本(はなしぼん)・軽口利益咄(かるくちりやくばなし)
〔会〕「おめでとう。同期のなかじゃきみが課長一番乗りだな」「喜んでばかりもいられないさ。人を使うは苦を使うっていうだろ。とにかく新人類の部下には悩まされそうだよ」