腕の優れない人間に限って、大げさな準備をすることをいう。下手な人は道具を選んだり、事細かく説明したりすることのたとえ。
〔類〕道具立てする者は仕事が鈍い/下手の金的/藪医者の薬味箪笥
〔対〕弘法(こうぼう)筆を択(えら)ばず
〔会〕「おい、やっぱりそっちの釣りざおと替えてくれよ」「大丈夫、釣れるから、そのさおで。そういうのを下手の道具調べっていうんだ」