外部からつけられた錆ではなく、刀身そのものから出た錆のことで、自分のつくった原因や過失によって、苦労することをいう。
〔類〕悪事身にとまる/仇(あだ)も情けも我が身より出る/刃から出た錆
〔出〕浮世草子(うきよぞうし)・梅若丸(うめわかまる)
〔会〕「あいつ、とうとうこんどの彼女にもふられたんだって」「そりゃ、身から出た錆(さび)だよ、なにしろほかの女にも手は出すわ、金を借りても返さないわのやりたい放題してたんだからな」