中身も蓋もないことで、あまりにも露骨すぎて、話の継ぎ穂もないことにたとえる。
〔類〕にべもない
〔対〕花も実もある
〔出〕歌舞伎(かぶき)・木間星箱根鹿笛(このまのほしはこねのしかぶえ)
〔会〕「明子、来月医者の息子と結婚するんだってね」「ああ、でもどう考えても金目当てだろうな」「おいおい、そんなこと言ったら身も蓋(ふた)もないじゃないか」