礼儀というものは、暮らしが安定することによって、おのずと出てくるものであることをいう。
〔類〕衣食足りて栄辱を知る/衣食足りて礼節を知る/礼は有に生じ無に廃る
〔出〕潜夫論(せんぷろん)
〔会〕「最近の彼、人が変わったようにいい人になったね」「うん、いいところに就職は決まったし、いい人と結婚したし……」「なるほど、礼儀は富足(ふそく)に生ず、というやつか」「まったく、あやかりたいものだね」