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目が不自由だが器量よしの妻に恵まれ幸福な毎日。ただ、明け方に妻が外出することだけが唯一の心配事で、浮気ではないかと疑心暗鬼になっている。問いただすと、開眼祈願の願掛けで、観音堂へ日参しているという。今日がその満願の日。沢市は疑ったおのれの愚かさに、身を切られる思いで投身自殺をする。最愛の人を失い妻もあとを追うが、天は仲睦まじきこの二つ命を救われ、沢市に新しい目を与える。『壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)』(1888年初演)。
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