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京都を目前にした大津は港町としての役割も大きく、多くの人でにぎわった。京へ向かう要衝である瀬田の唐橋を渡ると膳所(ぜぜ)に入る。やがて木曽義仲と芭蕉の墓のある義仲寺を過ぎ、大津事件の碑・札の辻跡にさしかかり、宿の中心となる。宿を出て逢坂関跡碑を過ぎれば、道は一路三条大橋へ。旅籠の数71。日本橋から480.4km。
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