アメリカ・ファイザー社が開発した性的不能治療薬。98年3月の発売と同時に爆発的に売れ、にせ物まで出回っている。性的不能の治療法には手術や注射によるものがあったが、経口・即効性という手軽さが人気の理由。アメリカでは医師の診断・処方が必要とされ、日本では未承認のため売買は禁止だが、本人が使用する分に限り個人輸入する方法もある。だが服用後の死亡事故も多く、7月に国内でも併用を禁じたニトログリセリンを使用していた60代の男性が服用後に死亡、厚生省は国内未承認薬としては初めて安全性情報を出して医療機関に注意を呼びかけた。