高い機能を持つ進化したヨーヨーで、軸部分のベアリングなどの仕組みから複雑な技をこなせる。特に人気があるのは、バンダイがアメリカから輸入している「ハイパーヨーヨー」で、価格は600円台から5000円するものも。97年4月から98年9月までで1100万個以上が売れ、品切れからにせ物も出回るほどの人気となった。4月に幕張メッセで開かれたフェスティバルには4万2000人が集合、またラスベガス近郊で開催された「世界ヨーヨー大会」には日本のジュニアが5人参加、4人が決勝に残り、3人が優勝、ほか2位、3位も獲得してレベルの高さを見せた。ファンの中心は小中学生男子だが、彼らの父親も熱中している。ヨーヨーブームは日本では70年代、その前は30年代と、なぜか繰り返される。