自転車のハンドルのような取っ手につかまり、滑走する軽快な乗り物が、主に都市部を席巻。スポーツ用品のケイツージャパンが売り出した「キックボード」が元祖。スティックボード、キックスクートなどとも呼ばれ、車輪付きの金属ボードに片足を乗せ、もう一方の足で地面を蹴って進む。重さは約3kg、ファッション性と持ち運びできる利便性がうけた。1999年11月ごろから火がつき、一時入手難になるほどの人気は、年を越すとアメリカなどにも波及。一方、交通事故の危険性も指摘され、2000年7月にはこれに乗っていて坂道で転倒した小学生が死亡した。