ぐったりとだらけた姿のパンダのキャラクター「たれぱんだ」が、女子中高生ばかりかビジネスマンにまで浸透、ブームとなっている。脱力感漂う姿に、疲れたビジネスマンは「共感」という癒し効果を求めているらしい。95年に文具会社のサンエッグスからシール用キャラクターとして発売され、テレビドラマなどで使われたことがブレイクのきっかけとなった。99年6月に発売された絵本『たれぱんだ』(小学館)は生みの親・末政ひかるの著で、2週間で25万部も売れたというベストセラー。関連グッズの売り上げは300億円に達している。