お菓子のおまけやキャラクターグッズ欲しさに、ケース単位、10個単位で買いあさる大人が増えている。精巧な動物模型がおまけに付いている「チョコエッグ」(フルタ製菓)やローカルバスやタクシーがモデルとなったチョロQ(タカラ)の特注モデルなどは、当初のターゲットであった子供を大人が凌駕(りょうが)している。子供時代の夢を自由になるお金で思いきりかなえようという「元子供」の思いが、少子化に苦しむ菓子市場の顧客獲得戦略と一致した。しかし、こうした買い占め者の中には、「レアもの」をネットオークションなどで高値で売ろうとする冷めた大人も。