「手指にテープを巻くだけでやせる」というテープダイエットが大流行。細いサージカルテープを手指に巻くもの、太ももやヒップなどやせたい部分に太いテープを直接貼るものなど、いろいろ出た。ブームの火つけ役、石塚輝美氏の理論によると「体の各部位と関係の深い手の指のポイントにテープを巻いて刺激しておくと体が一種の学習をして、テープを取ったあともその部位が引き締まったままでいる」。95年の秋ごろに健康雑誌やテレビでブームに火がついてからは、女性誌なども相次いで取り上げ、テープが品切れとなる薬局が続出。大手メーカーのニチバンの工場は24時間のフル稼働、売り上げは普段の4~5倍となった。