NHKの幼児番組『おかあさんといっしょ』で歌われた99年の「1月の歌」が、大人も巻き込んで大ブームに。だんごとかけたタンゴのメロディーに乗って、串だんごの兄弟愛が歌われている。企画・制作は「バザールでござーる」(NEC)などのヒットで知られるCMプランナーの佐藤雅彦。3月に発売されたシングルCD(ポニーキャニオン)の売り上げは半年で375万枚、カセット・CDアルバム・ビデオも合わせると約500万枚のメガヒットになり、ぬいぐるみなどキャラクターグッズも続々登場した。だんごそのものも大売れし、1日当たりの出荷量が通常の20倍に達した和菓子メーカーも出たが、この一大ブームも、花見だんごの季節を迎えたころから徐々に下火となった。