電子手帳やパソコンの画面の中に住む犬、魚、猫が小中学生に人気を呼んでいる。「ペットが飼える」を売り物にした子供向けの電子手帳は94年秋から相次いで登場。手帳の前で手を動かすと、回数や速度によって画面の動物が「お手」などの芸をするものや、画面上でエサやトイレの世話をしてやると、2カ月後には大人の猫に成長するものまである。マンションなどではペットを飼うことができないため、本物の代わりに画面で我慢しているのか。94年のクリスマス商戦では、最も売れた商品となり、その後も売れ行きは順調だ。バーチャルペットともいう。