ここ数年、「たまごっち」などの育てゲー(育成型ゲーム)人気が続いているが、現在ブレイク中なのは、プレーを繰り返すにつれてキャラクターが持ち主の個性を記憶し、対話が成立するようになる育成型ゲーム。99年7月発売のドリームキャスト用ソフト「シーマン~禁断のペット~」(セガ・エンタープライゼス、6800円)は、仏頂面の、こびない人面魚と本音の対話が楽しめるというゲームで、大人も巻き込みヒットした。また、携帯ゲーム機・ポケットステーション用ソフト「どこでもいっしょ」(ソニー・コンピュータエンタテインメント、3800円)は、かわいい猫のキャラクターに言葉を教えて会話を楽しむ。対話のボケぶりが人気を呼び、7月下旬発売から2カ月で50万本を出荷。「飼い主」同士が情報交換するインターネットの掲示板も盛況、同社からの同様のゲームソフト「宇宙から来た毒舌生命体『PAQA(パクァ)』」は9月下旬の発売から1週間弱で4万本売れた。