日本茶が復権。ペットボトル飲料での日本茶の躍進が続いている。2000年の生産量は、ウーロン茶が前年比1.2%増の129万5000キロリットルだったのに対し、緑茶は52.8%増の101万キロリットル。猛暑の続いた2001年には双方とも約140万キロリットルまで伸び、生産量はほぼ横並びになる見込み。2000年のヒット商品「生茶」(キリンビバレッジ)が依然好調で、2001年7月の販売量は前年同月比の6割増。日本茶専門のカフェも東京都内に続々オープンしているほか、従来のお茶屋さんとはイメージの異なる「日本茶ショップ」も登場し、若い女性でにぎわっている。カテキンの抗菌効果や豊富なビタミン、そしてカロリーゼロという点が人気の秘密か。