高性能に改造した乗用車で、首都高速道路の環状線をサーキットに見立て、猛スピードで周回するドライバーたちのこと。渋滞のない週末の深夜から未明にかけて、走行タイムを競って暴走する。暴走族のように車高を低くしたり、旗を掲げたりはしない。ルーレット族の大半は「ストレスを発散したい」「車が好きなだけ。ほかに走る場所がない」という首都圏に住む会社員。なかには公務員も。時には時速200kmで暴走する車もあり、技術がついていかないため事故が多発し、なかには一般車両を巻き込む事故も起きている。2001年のゴールデンウイークには160人が摘発された。