99年6月にソニーがテスト販売した犬型ロボット「AIBO(アイボ)」は、1台25万円という価格ながら、国内販売分3000台(匹)を、インターネットでの受付開始後20分で完売した。プラスチック製の本体に18個の小型モーターを搭載してペットらしい動作を可能にし、64ビットCPUと専用OSで制御。育て方によって個性が備わってくるところは、生きているペット並みだ。名前はAI(人工知能)とロボットを組み合わせ、日本語の「相棒」の意味をかけたもの。その他、オムロン、松下電器産業などもペットロボットを開発中。両社のロボットはそれぞれ猫型をしており、孤独感を癒して介護や福祉に役立てることも視野に入れている。