女子大生やOLなど、20代前半の女性が突然、家庭内で暴れまわる現象。一橋大学教授・稲村博氏が名づけた。みな品行方正で高学歴、語学堪能など優秀な女性で、経済的にも恵まれ、容貌も優れている。それが突然、物を投げ、カーテンや服をずたずたにするなどし、母親を目の敵にして殴る蹴るなど乱暴、セックスやドラッグにおぼれる。彼女たちが「嵐の乙女」になるきっかけは、つまずきや不安。今までは親や教師など周囲の価値観の中で、ほめられ認められていたのが、大学や会社には自分より能力が上の人がたくさんいるという現実に直面したとき、突如変貌する。現在はこの現象が小学生女子にまで及んでいるという。