酔った乗客が客室乗務員を殴るなど、航空機内での乗客の暴力・迷惑行為が増加している。日本航空では、96年度にこうした行為が前年度の約2.7倍の40件も発生、社内に対策委員会を新設、対応策作りに乗り出した。97年9月にはホノルル行きの米ノースウエスト航空機内で乗務員に暴行したとして日本人男性が逮捕された。ホノルル連邦判事は被告が深く反省していることを認めつつも、「航空機内という特殊空間での暴力であり、とくに最近日本人によるこうした犯罪が頻発しており看過できない」として拘留10日間の判決を言い渡した。