酒に酔って帰宅途中の中高年男性を狙って因縁をつけ、殴る蹴るなど乱暴してから金を奪うという凶悪化した少年犯罪。96年5月に東京都江東区で起きた事件では、高校生を含む少年数人が帰宅途中の男性に暴行を加え、「金を出せ」と脅迫した。彼らはその1時間後にも同様の事件を起こしている。少年2人が自宅でギャング映画を見て気持ちが高揚し、「中年のオヤジは金がある。オヤジ狩りをやろう」といい出したのがきっかけだった。ほかにも多数のケースがあり、中には「パチンコで負けた分、テレビで見たオヤジ狩りで稼ごうと思った」という少年も。