シドニーオリンピックで日本選手最初の金メダルを獲得した柔道女子48キロ級のYAWARAちゃんこと田村亮子選手。バルセロナ、アトランタの連続銀も立派だが、「最高で金、最低でも金」とあえて言いきった上での金メダルに、「初恋の人に、やっと巡り会えたような気持ちです」。マラソンで陸上女子五輪初の金メダルを取ったQちゃんこと高橋尚子選手は「すごく楽しい42キロでした」。銀メダルをとりながらも「もう、めっちゃ悔しい。金がいいですぅ」とは競泳女子400m個人メドレーの田島寧子選手。20世紀最後のオリンピックで日本のメダルは金5、銀8、銅5個。だがメダル以上に、選手たちの活躍に感動した人たちは多かった。