97年ごろから、首都圏にカラーギャングと呼ばれる少年非行グループが台頭してきた。チームカラーを示す原色のTシャツやランニングなどを身に着け、新宿、池袋などの繁華街を舞台に抗争を繰り返している。アメリカのストリートギャングをまねていることからカラーギャング、色ギャンと呼ばれ、最大勢力は通称「赤ギャン」「青ギャン」の2派。参加・脱退が比較的自由なのは現代っ子気質を反映しているようだが、暴行・傷害といった犯罪に走りやすいなど凶悪で、暴力団の関与も認められる。99年7月、警視庁は従来の「暴走族」に代わる新しい非行集団として非行助長集団と命名し、警戒を強めている。