ここ数年は日本人投手のメジャーリーグでの活躍が目立っていたが、2001年は日本人野手がメジャーリーグをにぎわせた。シアトル・マリナーズへ入団したイチロー外野手は、オールスターに全米1位の得票数で選出されるなど、日本での実力そのままに活躍。ダントツの強さで地区優勝を果たしたチームの原動力となった。最終的な打率は3割5分で首位打者のタイトルを獲得。また盗塁も通算56個で盗塁王にも輝き、1949年ロビンソン以来の2冠獲得を達成した。一方の新庄剛志はメジャーリーグ最低保証年俸(20万ドル)でニューヨーク・メッツに入団。「満塁の時には打つ」勝負強い打撃で、日本人打者として初めて4番打者もこなしている。