「キレる」子どもが感情をコントロールできるようにするためのプログラム。子どもの犯罪や薬物使用が問題になっていた1970年代のアメリカで、暴力を防ぐための教育プログラムとして開発された。写真やビデオを用いたり、「仲間はずれになった」などの状況を設定し、登場人物の感情を思いやったり、役を演じるなどして、「相互の理解」「問題の解決」「怒りの扱い」の3段階を学ぶ。日本では2001年にNPO法人「日本こどものための委員会」が設立されて広まり、東京都の品川区では、40ある小学校のうち24校でプログラムを実施している。