2008年4月以降に日本のメーカーが製造するガスコンロに装備される機能。「安心(safety)、便利(support)、笑顔(smile)を約束する、賢い(intelligent)センサー」。揚げ物など調理油の過熱による火災は、過熱防止装置がついていない火口を使っていて起きるケースが多い。そのため、経済産業省では、08年秋以降、すべての火口に過熱防止と立ち消えに対する安全装置を義務化する。これを先取りして、ガス会社などでつくる「あんしん高度化ガス機器普及開発研究会」が、4月製造分から、これらの機能を標準装備することを決定。調理油過熱防止装置、立ち消え安全装置、消し忘れ消火機能の3つの安全機能に加え、早切れ防止機能(炒め物などをつくるときに、火を消さないでも火力調節ができる)をすべての機種に装備。「Siセンサーコンロ」という独自ロゴをつける。価格は従来の製品より1万~1万5000円程度上がる見込み。