中国の主要な銀行による決済ネットワーク。加盟している銀行が発行したキャッシュカードは「銀聯カード」と呼ばれ、日本のデビットカードのように買い物に使うことができる。日本では、2005年12月からサービスが開始されている。中国は外貨持ち出し制限があるが、銀聯での決済においては利用制限がない。日本を訪れる中国人観光客数の増加を背景に、加盟店が急増しており、08年2月末現在9900店で、前年同月比で3割の増加となっている。百貨店や家電量販店が中心だった加盟店も、最近ではホテルや飲食業からの引き合いが多いという。富裕層が多く購買力が高い銀聯客を取り込もうと、値引きや中国語表記をするなど、店舗側も対策に努めている。