1964年の東京オリンピック以来、現地で選手を応援し続けてきた山田直稔さんのこと。「国際オリンピック応援団長」を自称。羽織はかま、金色のシルクハットという派手ないでたちで、大会のたびにスタンドで日の丸を振る姿が中継などで流れ、オリンピックの名物となっていたが、2008年の北京オリンピックを最後に、応援から引退することを表明した。本業はワイヤロープを販売する会社などを経営する実業家だが、オリンピックに魅せられ、いつしか「オリンピックおじさん」「日の丸おじさん」などと呼ばれるようになった。44年にわたって13大会を応援し続けた。