北海道むかわ町の高齢者たちによる自主映画制作集団の田んぼdeミュージカル委員会によって制作された映画。2006年3月に実際に行われた旧穂別町と旧鵡川町の合併をモデルに、故郷が無くなると激怒し、合併反対を叫んで徒党を組み、バイクで暴走する高齢者ライダーたちと、隣町の若者との対立を、ユーモアを交えて描きながら、故郷とは何かを考えさせる内容。「月はどっちに出ている」「血と骨」などで知られる映画監督の崔洋一が指導を行い、元商工会議所事務局長で78歳の伊藤好一さんが監督。主演の83歳、原田幸一さんを始めとする町民約350人が出演し、約50人がスタッフとして参加した。08年7月に、札幌市のシアターキノで公開され、10月には滋賀県の甲賀映画祭などでも上映された。