和歌山県湯浅町栖原(すはら)の白亜紀前期の地層から発見された、絶滅したアカザエビ科ホプロパリア属の、新種のエビの化石。2007年12月に、大阪府阪南市立尾崎小学校4年生の熊谷菜津美さんが、和歌山県立自然博物館が企画した化石を探すイベントに参加した際に発見したことから、発見者にちなんで「ホプロパリア・ナツミアエ(hoploparia natsumiae)」という学名が付けられた。今回見つかったのは、鋏脚、頭胸甲、腹部の化石。白亜紀前期のホプロパリア属の化石は世界で16種、日本では群馬県に次いで2例目という貴重なもので、08年12月13日から和歌山県立自然博物館で公開された。