2009年1月15日、アメリカのニューヨーク市で起こったUSエアウェイズの緊急着水事故で、1人の犠牲者も出さなかった同機のチェスレイ・B・サレンバーガー機長に対する称賛。ラガーディア空港を飛び立ったUSエアウェイズ1549便は、離陸直後に、両翼のエンジンに鳥が飛び込みストップしてしまうダブル・バードストライクに遭遇。同空港へ引き返すことが不可能だと考えた機長は、市街地を避け、近くのハドソン川に緊急着水して見事成功、極寒の中で日本人2人を含む、乗員乗客155人全員が無事に救助された。機長は元アメリカ空軍のF4戦闘機のパイロットで、40年以上の操縦歴を持つベテランだった。その冷静沈着な判断と、操縦技術の見事さに、「ハドソン川の奇跡」と国内外から賛辞が寄せられた。