2009年1月に発売された、節約レシピ本(ねこまんま地位向上委員会著、泰文堂刊、税込1050円)。ねこまんまはそもそも猫の餌用に作るような、ご飯にかつお節や味噌汁などをかけた簡単な料理のことをいうが、同書ではバター、ケチャップ、コーンなど、冷蔵庫にある材料や残り物を使い、1食約30円で作れる、人が食べる用のねこまんまレシピが136種類紹介されている。節約志向の強まりなどを背景に、発売から1カ月で2万部が売れ、3月現在で9万部を突破している。料理本でありながら、読者には若い世代の男性も多いという。料理のサイトにレシピが投稿されたり、ねこまんまメニューを出す店も登場したりするなど、ブームに拍車がかかっている。