日本語学校の外国人生徒たちの素朴な疑問を通して、日本人でも意外に知らない日本語の秘密を紹介するコミックエッセイ(蛇蔵&海野凪子著、メディアファクトリー刊、税込924円)。原案を担当する海野は日本語教師で、「冷めると冷えるの違いは?」など、日本人でも答えに窮するような話題が多数掲載されている。同社が一般公募する「コミックプチエッセイ大賞」の入賞作「日本語学校のカオスな日常」が元になって誕生。近年の日本語ブームの中、斬新な切り口が評判を呼んで版を重ね、2009年2月の発売から3カ月で20万部を超えるヒットとなった。