欧米のマンガファンなどが、日本語などのマンガ作品を無断で自国語に翻訳すること。スキャン(scan)とトランスレーション(translation、翻訳)を組み合わせた言葉で、翻訳された作品そのものを指すこともある。多くはネット上に無料で公開されており、マニアはもとより、ここ数年で一般のファンにまで急速に広がっている。国ごとの法制度の違いから対応が難しく、2008年には日本の出版社6社が、アメリカのプロバイダーなどに作品の削除を要請したが、成功しなかった。各出版社では、公式サイトで一部の作品の英語版を無料で配信するなどして、正規版の普及を進めるとしている。